予約システム選定ガイド・2026
月¥980から¥30,000超まで。同じ「予約システム」でも、選び方を間違えると月数万円が消えていきます。
整体院・治療院・マッサージ店・サロン向けに、業界で広く使われている予約システムを「規模 × 機能 × 価格」で整理しました。本記事は中立的な選定ガイドで、特定のサービスを推奨するものではありません。
TL;DR — この記事の要点
3つの規模パターン別に、選ぶ価格帯は明確に分かれる
  • 一人運営・売上100万以下 → 月¥980〜¥1,500 のエントリー型
  • 2〜5人・売上100〜500万 → 月¥2,000〜¥6,000 のバランス型
  • 5人以上・売上500万超 → 月¥6,000〜¥30,000+ の大規模型

機能の網羅性で選ぶと月¥10,000を超えやすく、機能の8割は使われずに終わります。「自院で使う3機能」を先に書き出して、そこを満たす最安サービスを選ぶ── これが2026年現在のベストプラクティスです。

執筆姿勢について:本記事を書くFUJIMI DX Labは、自社でも予約システムReserveNaviを運営しています。利益相反を避けるため、本記事では各社の優劣を断定せず、 読者が自分の判断基準で選べる材料の提示 に徹します。

01
MARKET MAP — 市場全体像
整体院・治療院でよく検討される主要サービス

整体院・治療院・サロン向け予約システムには、それぞれ得意分野があります。2026年5月時点で広く使われている代表的なサービスを並べます。

サービス名強みのある領域価格帯の目安
からだケア治療院専門・業界実績の厚さ中〜高
ChoiceRESERVE機能網羅・多業種対応中〜高
リザービアサロン全般・美容業界寄り
STORES予約汎用型・ブランド認知
SelectType老舗・無料プラン提供無料〜中
リザエン業界特化のカスタマイズ性
サロンボードホットペッパー連携業界特化型
リピッテLINE予約特化
Coubic / クービック個人事業主向け・無料プラン無料〜中
ReserveNavi小規模特化・LINE登録不要対応低(¥980〜)

各社の機能・料金は2026年5月時点の公開情報に基づきます。最新は各公式サイトをご確認ください。

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02
PRICE TIER — 価格帯で見る
エントリー・バランス・ハイエンドの3層

価格帯は大きく3層に分かれます。「フリープラン」を打ち出すサービスもありますが、 実用には有料プランが必要なケースが多い ため、有料プランの最低価格で比較するのがリアルです。

エントリー価格帯(月¥1,000台以下)

一人運営・予約10件/日以下ならこの層で十分。

  • ReserveNavi ライト:¥980〜
  • SelectType:フリー有〜¥1,000台
  • Coubic / クービック:フリー有

この層の特徴:基本的なオンライン予約・カルテ・リマインダーは揃う。AI機能や複数スタッフ管理は制限あり。

バランス価格帯(月¥3,000〜¥10,000)

複数スタッフ・売上200万円以上になると、この層が候補に。

  • ReserveNavi スタンダード / プロ:¥2,980〜¥4,980
  • Airリザーブ:フリー有・有料¥5,500〜(フル機能¥11,000)
  • STORES予約:フリー有・有料¥9,790〜(年契約・スモール)

この層の特徴:複数スタッフ管理、一斉配信、カルテの拡張機能、AI機能などが使えるようになります。

ハイエンド価格帯(月¥10,000超)

5人以上・予約30件/日以上・売上500万超なら、上位サービスが選択肢に。

  • リザービア、リザエン、Peak Manager、カミングスーン(1cs):月¥10,000〜¥20,000台が中心
  • からだケア、ChoiceRESERVE:月¥10,000〜¥30,000台
  • STORES予約 ビジネス / エンタープライズ:月¥28,600〜¥66,000(年契約)

この層の特徴:業界特化のカスタマイズ、カスタマーサクセス担当、複雑な料金体系(コース予約・回数券)。大規模運営に必要な機能が揃います。

💡
ポイント
ここに挙げた料金は2026年5月時点の公開情報。各社のプラン体系や料金は頻繁に変動します。契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。「フリープラン」と謳っていても、月の予約件数や予約ページ数に上限があるケースが多いので、実運用での必要規模で見積もるのが鉄則です。
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03
SELECTION AXIS — 選定の4軸
どの軸を重視するかで、選ぶサービスは変わる

軸1:LINE予約への対応度

整体院・治療院の集客では、LINE経由の新規予約が30〜50%を占めます。「LINE予約に対応している」だけでなく、 「友だち追加なしで予約完了できるか」 も新規CVRに大きく影響します。

  • 友だち追加必須型:リザービア・リピッテ・からだケア・ChoiceRESERVE 等
  • 友だち追加不要型(LIFFベース):ReserveNavi 等

業界は従来「友だち追加必須」が主流でしたが、2025年以降、LIFFベースの登録不要型が登場し始めています。新規予約離脱を減らしたい店舗には、登録不要型が選択肢に。仕組みはLINE登録不要予約の解説記事で。

軸2:カルテ機能の充実度

整体院・治療院では、リピート時に過去の症状・施術内容を呼び出せるかが、サービス品質を左右します。

  • カルテ機能の業界実績が豊富:からだケア
  • 汎用カルテ機能:ChoiceRESERVE / リザービア / ReserveNavi
  • カルテ機能が弱い:STORES予約 / サロンボード(美容業界向け設計)

「治療院向けに最適化されたカルテ」を求めるなら、からだケアの実績が業界では最厚水準。

軸3:AI機能の標準搭載度

2026年に入って、カルテ要約・経営分析レポート・休眠フォロー下書きなどのAI機能が予約システムに搭載され始めています。

  • AI機能を標準搭載する例:ReserveNavi(スタンダードプラン¥2,980で4つのAI機能)
  • AI機能を上位プラン・オプションで提供:からだケア / ChoiceRESERVE
  • AI機能が限定的:リザービア / STORES予約 / サロンボード

AI機能をどこまで業務に組み込みたいかで、選ぶサービスは変わります(AI予約管理システム解説記事)。

軸4:移行のしやすさ・ベンダーロックイン

長期運用で、データを取り出せるかは重要です。

  • CSV取り込み・エクスポート対応:からだケア / ChoiceRESERVE / リザービア / ReserveNavi 他
  • 手書き台帳のAI読み取り移行に対応:ReserveNavi等の新しいサービス
  • ベンダーロックインのリスク:エクスポート機能が限定的なもの、独自フォーマットを使うものは要注意

契約前に「契約解除時のデータエクスポート可否」を確認しておくことを推奨します。

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04
BY SEGMENT — 業態別の判断軸
業態ごとに「合うサービス」は変わる

整体院・整骨院・接骨院(保険診療系)

カルテ管理が最重要。業界実績の厚さなら からだケア、機能網羅性なら ChoiceRESERVE、価格を抑えてAI機能を試したいなら ReserveNavi が候補。

マッサージ店・リラクゼーション

予約数が多くリピーター管理が重要。複数スタッフ管理なら ChoiceRESERVE / リザエン、シンプル運用なら STORES予約 / ReserveNavi が候補。

鍼灸院

少数精鋭・じっくり施術。 ReserveNavi ライト やSelectType等のエントリー価格帯が現実的。

美容室・ヘアサロン

スタイリスト指名・大規模店舗が多い業界。ホットペッパー連携を活かすなら サロンボード、独立した予約システムなら リザービア、低価格で始めるなら ReserveNavi など。

ネイル・エステサロン

施術時間が長く、リピート率が重要。リザービア / ChoiceRESERVE / STORES予約 / ReserveNavi など複数の選択肢があり、価格・機能・LINE対応のどれを重視するかで変わります。

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05
PITFALLS — 選定の落とし穴
どのサービスを選ぶ場合も注意すべき5点
⚠️
注意
比較しすぎて「機能網羅」を重視すると、使いこなせないツールを契約します。自院で使う3機能だけに絞ってから選ぶのが鉄則。
  1. 「機能網羅」を重視しすぎる ── 月¥10,000以上のサービスでも、実際に使うのは1/3程度
  2. 「ブランド認知」だけで選ぶ ── 大手だからといって小規模店舗に最適とは限らない
  3. 「無料プラン」だけで判断 ── 実運用では¥980〜¥3,000のプランが必要になります
  4. 「移行できないリスク」を軽視 ── CSVエクスポートの可否は契約前に必ず確認
  5. 「ホットペッパー手数料」を放置 ── 自社予約システムと併用が標準(詳細記事
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06
STEPS — 失敗しない選定の手順
3つのステップで決める
1
自院の規模を正直に整理
スタッフ数 / 1日の予約件数(平均)/ 月商 / 現状の予約手段(電話・LINE・紙・他システム)を紙に書き出す。
2
必要機能を3つだけ書き出す
「全部欲しい」ではなく、絶対必要な3つに絞る。例:LINE 24時間予約 / ダブルブッキング防止 / 自動リマインダー。
3
エントリー価格帯から始める
最初から高機能ツールを契約せず、¥980〜¥3,000のサービスを3ヶ月試す。足りない機能だけプランアップ。
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07
CONCLUSION — まとめ
「業界の常識」より「自院の現実」

整体院・治療院・サロン向け予約システム選定の本質は、 「機能の網羅性」ではなく「自院の運営課題に必要な機能だけを揃えること」

  • 機能を絞れば、月¥980〜¥3,000の範囲で実用化できるケースは多い
  • AI機能・LINE対応の質は2026年に進化が著しい領域。各社の最新仕様を確認
  • ベンダーロックインを避けるためCSVエクスポート可能なツールを選ぶ
  • 「業界の常識」よりも、「自院の現実」を優先する

各サービスの詳細は、必ず公式サイトでご確認ください。本記事は「選び方の地図」として活用いただければ幸いです。

— 開示
本記事の執筆元について
本記事を書くFUJIMI DX Labは、自社でも予約システムReserveNavi(月¥980〜)を運営しています。比較対象として記載していますが、執筆姿勢として中立性を最優先しています。自社製品の詳細はLPで。
ReserveNavi を見る →

よくある質問

Q. この記事の情報、信頼できますか?

2026年5月時点の各社公開情報に基づきます。実際の機能・料金は各公式サイトで確認を。執筆元(FUJIMI DX Lab)が自社で予約システムを運営している点をお含みおきください。複数情報源を比較されることを推奨します。

Q. 既存システムから移行する手間は大きいですか?

CSV取り込みに対応していれば、ほとんどの場合1〜2時間で完了します。紙台帳からは手書き台帳デジタル化ガイドを。

Q. ホットペッパーと併用できますか?

可能です。「ホットペッパーで新規集客 → リピーター以降は自社予約システム」が一般的なパターン(手数料削減記事)。

Q. 一人運営でも導入する価値ありますか?

むしろ一人運営こそ、施術中の電話対応負担を解消する効果が大きいです(一人運営向け予約システムの選び方)。


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