- 送客手数料はリピーター予約にも発生している(これが盲点)
- LINE予約を並走させて、来店時に切替を案内
- 3〜6ヶ月で 月¥10,000〜¥50,000 の手数料削減事例あり
ホットペッパーは新規集客の力が圧倒的。完全に切るのは、地方・郊外の店舗ほど現実的ではありません。本記事は「切る」ではなく「使い方を変える」アプローチです。
ホットペッパービューティーの予約には、2種類の手数料があります(2026年5月時点・契約プランによる)。
- 掲載料:月額固定の基本料金
- 送客手数料:実際に予約・来店があったときの従量手数料
盲点は 送客手数料がリピーター予約にも発生する こと。
過去にホットペッパー経由で来店したお客様が、また同じアプリから予約する。これでも手数料の対象です。「新規集客のチャネル」のつもりで契約したのに、リピート売上の一部まで持っていかれる構造になっている。
弊社が話を伺った整体院・サロンの実例では、こんな構成がよく見られます。
| 予約経路 | 月件数 | 手数料発生 |
|---|---|---|
| ホットペッパー(新規) | 10件 | あり(本来の目的) |
| ホットペッパー(リピーター) | 30件 | あり(取りこぼし) |
| 電話・LINE(直接) | 50件 | なし |
このパターンだと、 手数料の75%(30件分)がリピーターから発生 しています。リピーターを自社チャネルに移すだけで、月数万円が変わります。
役割を分けるのが現実的です。
- ホットペッパー ─ 新規集客の専用入口
- 自社LINE予約 ─ リピーター以降の受け皿
これだけで、ホットペッパー経由の予約数を「新規だけ」に絞れます。リピート売上は、自社で守る。
整体院・サロン・治療院での弊社利用店舗の、導入前と3〜6ヶ月後の比較。
| 指標 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 月ホットペッパー手数料 | ¥30,000〜¥80,000 | ¥10,000〜¥30,000 |
| 月の総予約件数 | 90件 | 95件(微増) |
| LINE予約経由のリピート率 | 0% | 40〜60% |
| 新規集客件数 | 10件 | 8〜10件(ほぼ維持) |
新規集客はほぼ落ちず、リピーター予約だけが自社チャネルに移っていく。これが理想的なパターンです。
- ホットペッパーを急に切って新規が止まる ─ 段階的に分ける。完全停止は最後
- LINE側の運用が雑で予約が流れない ─ 自動リマインダー、登録不要型などでUXを整える
- 来店時の声がけを徹底できない ─ スタッフ全員で「案内スクリプト」を共有
- クーポンが二重設計になる ─ ホットペッパー・LINEで競合させないように
- 数字を取らない ─ 月ごとの「経路別予約数」をスプレッドシートで管理。改善が見えます
ホットペッパー手数料の削減は、特別な技術がいる話ではありません。 役割を分けるだけ で結果が出ます。
- ホットペッパー = 新規集客の専用入口
- 自社LINE予約 = リピーター以降の受け皿
この構造を作るだけで、月¥10,000〜¥50,000が現実的に浮きます。完全に切る必要は、まだありません。
よくある質問
Q. ホットペッパーを完全に切ることは可能ですか?
可能です。ただし新規集客が一気に止まるリスクがあります。地方・郊外の店舗ほどホットペッパーの集客力に依存していることが多いので、段階的にどうぞ。
Q. お客様は嫌がりませんか?
「次回からはこちらで簡単に予約できます」と一言添えて、200円OFFのような特典をつければ、むしろ喜んで切り替えてくれます。
Q. 削減効果を確認する指標は?
「経路別予約数」「経路別売上」「手数料総額/月」の3つを毎月記録するのがおすすめです。3ヶ月で削減トレンドが見えてきます。
Q. クーポン設計が複雑になりませんか?
ホットペッパー=新規限定、LINE=リピーター向け、と役割を分ければシンプルです。