配信のプレゼント企画、何で抽選していますか。
紙のくじ、コメントの早い者勝ち、他ジャンル向けの抽選アプリ——。ライバーさんの配信を見ていて気づいたのは、「配信で映すこと」を前提に作られたルーレットが意外と無いことでした。
そこで作ったのが「ライバールーレット」です。2026年9月2日に一般公開しました。無料で、登録もインストールもいりません。
- ライバールーレットでできること(3種のルーレット×4つの見せ方)
- ガチャ枠を運用できる仕組み(くじの本数・天井・連ガチャ)
- リスナーの名前をサーバーに送らない、という設計判断の理由
使い方はシンプルです。景品やお題を1行ずつ書いて、回す。それだけ。
ルーレットは3種類あります。
| 種類 | 動き |
|---|---|
| 景品ルーレット | 景品を抽選で選ぶ。当たった景品の絵が大きく出る(自分の写真もOK) |
| リスナールーレット | リスナーの名前を抽選で1人選ぶ |
| 誰に何が | 景品を抽選 → 当たる人を抽選。2回回して「誰に・何が」を決める |
見せ方は円盤・カード・抽選箱・スロットの4つ。人数が多い日は読みやすい抽選箱、写真を見せたい日はカード、と使い分けられます。
当たった景品には絵が付きます。自分で撮った写真に差し替えることもできます。
テンプレートも22本入っています。プレゼント抽選、伏せ字ルーレット、話のお題「何が出るかな?」が12本、今日の運勢。押すとそのまま試せて、気に入ったら「Myルーレットに残す」で自分のものになります。
「配信で使う」を前提にすると、必要なものが変わってきます。
まず背景。マゼンタ・緑・暗い色に切り替えられるので、クロマキー合成で配信画面にルーレットだけを重ねられます。アプリの中でマゼンタをすすめているのは、円盤のパステル配色に緑系の扇が入っていて、緑背景だと扇と背景が近い色になることがあるからです。
当たりはカメラ用に大きく表示できます。効果音のON/OFFも切り替えられます。
操作はSpaceキーひとつでも回せます。コメントを読みながら、話しながらでも手が止まりません。
ライブ配信には「ガチャ枠」という文化があります。リスナーがギフトを投げて、ライバーがガチャを回す。その運用に必要な仕組みを一式入れました。
一度に回す回数も1回・3連・5連・10連から選べます。結果は「参加賞×4・1等」のように1行にまとまって出て、1件ずつは履歴で見られます。当たる確率は%のめやす付き。「一度当たった人はもう出ない」「何度でも」も選べます。
ここが、いちばん時間をかけて考えたところです。
リスナールーレットには名簿機能があります。ふつうに作れば、名簿はサーバーに保存する設計になるでしょう。私たちは逆にしました。
リスナーの名前は「他の方の個人情報」です。ライバーさんが入力した名前を当社が預かった瞬間、当社は第三者の個人情報の保管者になります。それは誰も幸せにしません。だから名前は端末の中にだけ保存され、サーバーには送られない作りにしました。
Cookieも使いません。アクセス解析の計測タグも、広告もありません。登録が無いので、使う本人の連絡先すら預かりません。
サーバーへ送っているものが1つだけあります。「その日に1回開かれた」という数です。誰が開いたかは分からない形で、日付と回数しか残りません。隠すことでもないので、プライバシーポリシーにも書いてあります。
正直に書くと、これは機能面では不便も生みます。端末を変えるときはファイルでのバックアップが必要です。それでも「預からない」を選びました。ポリシーに書いたことは、実装で守る。私たちが業務システムを作るときと同じ姿勢です。
はじめかたは3ステップです。
- ブラウザで roulette.fujimi-dx-lab.app を開く
- 景品やお題を書く(テンプレートを押すだけでもOK)
- 回す
スマホでもタブレットでもPCでも動きます。ホーム画面に追加すれば、アプリのように使えます。
まとめ
ライバールーレットは、FUJIMI DX Labが「配信で映すこと」を前提に作った無料の抽選ツールです。
- 登録不要・インストール不要。書いて回すだけ
- クロマキー背景・カメラ用表示など、配信のための作り込み
- くじの本数・天井・連ガチャで、ガチャ枠の運用がそのままできる
- リスナーの名前は端末の中だけ。サーバーには送らない
「こうだったらいいのに」があれば、ツール内の窓口から匿名で送れます。いただいた声は改善に使わせていただきます。
参考文献
- ライバールーレット(本ツール本体)
- ライバールーレット プライバシーポリシー(取得しないもの・端末内保存の一覧)